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取材・講演依頼

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株式会社サマリー 代表取締役 山本憲資

所有と物欲を集めて最適化し、精度の高い買い物を実現

サマリーのミッションとは

株式会社サマリーの名前はSUM(足す)とALL(全て)を掛け合わせて「すべてを足し上げる」という意味を込めて作った造語「Sumally」がもとになっています。“所有と物欲を集めクラウド化し、最適化して返すことを自由自在にできるプラットフォームの構築”をミッションとして、「サマリー」というソーシャルメディアと「サマリーポケット」というトランクルームを運営しています。

モノとの出会いを促進する現代の百科事典「サマリー」

「サマリー」は“モノを通じてモノと出会い、人を通じてモノと出会う”ということが繰り返されるソーシャルメディアです。自分のフォローしている人が欲しいと意思表示したモノや持っていると意思表示したモノがタイムライン上にどんどん流れてくるようになっています。サマリーではモノを見て「want it」「have it」のボタンを押すだけで意思表示できるのです。また、自分が「want it」や「have it」のボタンを押すと、自分のフォロワーにその情報が流れたり、この商品に「want it」した人はこの商品に「want it」しています、というリコメンドが表示されたりします。その人が「want it」と「have it」を押したモノでつながるのです。

「サマリー」を始めたのは、もともとモノが好きだった私が、世の中に出た情報が整理されていないのはもったいない、と感じたのがきっかけでした。例えば、スニーカーは様ざまなメーカーから多くのモデルが販売されていますが、今までのモデルがアーカイブされている場所は公の場にはありません。各メーカーの社内には存在するはずですが、一般の人は確認できないのです。これはスニーカーに限らず、多くのモノに言えること。そこから現代の百科事典のようなものが作りたいと思うようになりました。現代で求められているのは、モノの情報だけでなく、その上で起こるコミュニケーションだと思ったので、モノの写真やそれが何かということはもちろん、誰が欲しいと言っていて、誰が持っていて、誰が売っているのか、の情報も併せてアーカイブできるようにしました。そこから“自分のセンスに合いそうな人”の欲しいものや持っているものがどんどん流れてくる、という「サマリー」が誕生しました。

必要な時に必要な物だけ必要な場所で受け取れる「サマリーポケット」

「サマリーポケット」はアプリで操作するトランクルームサービスです。物を物として預かるだけでなくデータとしても預かることで、新しいサービスを提供できています。ライバルは「四次元ポケット」、という意味を込めて「サマリーポケット」と名付けました。専用の箱に収納に困っているモノを入れ倉庫に送っていただき、倉庫に着いたら弊社で一点ずつ中身を撮影した上で保管します。その後は一箱すべて一度に取り出すことはもちろん、写真をアプリで確認して、必要なアイテムだけを選んで取り出すこともできます。お届け先は自宅のほか出張先も指定でき、最短で翌日、預けたモノを手にしていただくことができます。

より便利に使ってもらおうと、こんなオプションも用意しています。洋服はハンガーに掛けた状態での保管やクリーニングに出すこと、靴であれば底の張替えやブーツのクリーニングにも対応しています。預けている間に不要になった物を当社でヤフーオークションへ代理出品することもできます。つまりボタンひとつで保管したり売ったりすることができます。

私は物を持たずに生活するのはすごくいいと思っています。たとえばデータで言うと、ドロップボックスができてデスクトップの容量があまり気にならなくなりましたが、現実の世界でもダウンロード感覚で物を所有できるようになったら面白いですし、そんな世界になっていくのではないかと思っています。

欲しいモノの情報の精度を上げるお手伝い

「サマリーの「want it」は未来のhave」「サマリーの「have it」は現在のhave」「サマリーポケットは過去のhave」と位置付け、2つのサービスを通してユーザーの好きなモノの情報を集めています。情報を最適化することで、モノを無駄に買うのではなく、欲しいモノの情報の精度を上げていくことができると思っています。最近では多くを消費しなくなったと言われたりもしますが、そんな中でよりピントの合った商品を知るお手伝いができたらと思っています。現在、二つのサービスは一部の連携に留まっていますが、今後は連携を強めてもっと便利に使っていただけるようにしていく予定です。ぜひ「サマリー」と「サマリーポケット」二つ合わせて使ってもらいたいですね。

(文章・安藤未希)